本日から8回にわたって服飾文化専攻の授業を紹介していきます。毎週金曜日に更新予定です。
☆専攻の授業紹介① 「 教育相談 」
こんにちは。家政学部 教授の宮前理です。今回は、教職科目の「教育相談」を紹介します。家庭科教員免許(中・高)取得を希望する場合に学ばなければならない必修科目のひとつです。今回は「ジョハリの窓」について紹介します。
私たちは自分がどんな人間であるかいつも気にしながら暮らしています。青年期は特に「自分」について考えることが多い年代です。自分自分を見つめるもう一人の自分がいるわけですが、自分でも気づくことができていない部分もあります。また自分は他人からどのように見られているかも気になるところです。自分では自覚していないのに他人から「〇〇さんて△△△なところがあるんだね」と指摘されることもあります。
自分自身について「自分で気づいている部分と気づいていない部分」と「他者に知られている部分と知られていない部分」をクロス表にしたものが”ジョハリの4つの窓”です。
自分で気づいている | 自分で気づいていない | |
他者が知っている |
開放された窓① 自分も他者も知っている自分の姿 |
盲点の窓② 自分は気づいていないが他者が知っている自分の姿 |
他者が知らない |
秘密の窓③ 自分は知っているが他者には知らせていない自分の姿 |
未知の窓④ 自分も他者もまだ知らない自分の姿 |
自分理解を深めるには、他人の意見に耳を傾けて「盲点の窓②」を減らすこと、自分を他者にオープンにできるところを増やして「秘密の窓③」を減らすこと、自分の可能性(未知の窓④)を信じていくことが大切です。開放された窓①を広げていきましょう。